#11 The Road to Ruin

I'm not the butter, I'm the car thief!

road to ruin

  • Title: The Road to Ruin
  • 発行年: 2004年
  • 邦題: 未訳
  • 発行年: 
  • 翻訳: 
  • 出版社: 

STORY

ケルプを訪ねてきたチェスターは元々プロのスタント・カー・ドライバー。
大富豪のモンロー・ホールのアンティーク・カーの管理をしていたのだが、ホールの不正蓄財が国税にばれ、用なしになってしまったのだ。それでケルプにホール所有の車泥棒を持ちかけたのだった。
しかしペンシルバニアのホールの邸宅は厳重にガードされており、侵入することは不可能。ドートマンダー一派の苦肉の策は使用人として雇われホール邸に潜り込むことだった。
アン・マレーの力を借り、ニセのIDを取得し、無事雇われることに成功する。が、マーチのドライバー、タイニーの警備はいいとしても、ケルプの秘書とドートマンダーの執事は大丈夫か?
しかも、ホールの周りには復讐を誓う元従業員で組合メンバーのマック一味とベンチャー・キャピタルのマーク一味が虎視眈々とホールを狙っているのだった。果たしてドートマンダーは執事の仕事をこなし、車を盗み出すことができるのだろうか?

ABOUT

なんといっても注目はドートマンダーの執事ぶりです。しかも指導が映画でしか執事を知らないメイがしているのですから、とんでもないことに。対照的にケルプの秘書ぶりは堂々としたものでこちらも読みどころです。
故買屋のアーニーはクラブ・メッドに送られていて代わりに従兄弟のアーチーが対応します。クラブ・メッドの話は次作の"Watch Your Back"に続きます。
話はドートマンダー等とマック、マーク等との動きが交互に挟まる形で進行しますが、前ぶりが長い割にはあっさりと終わってしまいます。しかもモンロー・ホールが決して悪人には描かれていない分、後味が悪い結末になっています。
きっとウエストレイクの頭に執事姿のドートマンダーが浮かび、そのシチュエーションを考えているうちに長編になってしまったという感じですね。痛快な犯罪作戦がないのが残念でした。

主な登場人物

  • ジョン・ドートマンダー
  • アンディ・ケルプ
  • スタン・マーチ
  • メイ・ベラミー
  • タイニー・バルチャー
  • チェスター・ファロン
  • アン・マリー・カーピナウ
  • ジム・グリーン
  • モンロー・ホール
  • マック、エース、バディー
  • マーク・ステーリング
  • オズスローン・サウラク
  • フリップ・モリスコーン

入手状況

原書 :
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