ドートマンダーと仲間たち

アメリカミステリ界のグランド・マスター故ドナルド・E・ウエストレイクが生み出した「ドートマン・シリーズ」とは稀代の天才犯罪プランナーである「ジョン・アーチボルト・ドートマンダー」がヤマごとに一癖も二癖もあるプロの犯罪者と共に大胆不敵な犯罪計画を実行するというクライム・コメディ・ノベルです。決して殺人は行わないのが特徴です(悪党です。決して良い人ではない)。
しかしながら不運な泥棒ドートマンダーは毎回思わぬトラブルに見舞われます。それもとんでもなく惨めな目に。多くのクライム・ノヴェルのご都合主義とは別の負のご都合主義とでも言いましょうか。負が負を生む奇想天外の展開に、ただでさえ後ろ向きでぐじぐじする性格のドートマンダーはますます厭世的悲観主義者へとなっていきます。このあたりのキャラクター設定も大いに笑わせてくれます。
そしてドートマンダーを取り囲む仲間たちの個性豊かなこと!
ドートマンダーの七転八倒ぶりとプロ犯罪者の奇妙な感性を大いに楽しむ人が一人でも多く増えますように、というのがこのサイト制作者の願いです。 また、ドートマンダー物以外のウエストレイク作品も扱います  

ドナルド・E・ウエストレイク

ドナルド・E・ウエストレイク(Donald E Westlake)は1933年7月12日ニューヨーク市ブルックリン生まれ。1960年に処女長編「やとわれた男」でハードボイルド作家としてデビュー、1965年発表の「弱虫チャーリー、逃亡中」からコミック・ミステリも書くようになる。ウエストレイクのほかに、リチャード・スタークやタッカー・コウ、サミュエル・ホルト、エドウィン・ウエストなどさまざまなペンネームを使い分け100を超える作品を発表。
特に「ドートマンダー・シリーズ」とリチャード・スターく名義の「悪党パーカー・シリーズ」は人気も高い。こちらは冷酷な暴力行為も平然と行うハードボイルドな強盗もの。その他映画やテレビの脚本も手がけ、1991年には映画「グリフターズ」でMWA賞映画脚本賞を受賞。
2008年12月31日メキシコで休暇中に心臓発作で没する。享年75。
ちなみにパーカー・シリーズのひとつとして考えられたアイデアからドートマンダーは生まれた(ウエストレイクによるとパーカーがその仕事を拒絶した)。しかも原稿は途中で未完成のまま2年間ほっておかれたそうだ。当初はシリーズ化する予定もなく、途中では映画会社との契約からドートマンダーの名前が使えなくなる恐れもあったという。



サイト制作者より

本ホームページの制作者は素人のミステリー・ファンで内容的にはウエストレイク各小説の解説および「ハヤカワ・ミステリ・マガジン」2009年6月号(ウエストレイク追悼号)を参考資料としています。
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